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◆ やっぱりペンギンは飛んでいる ◆

 ペンギンは、太陽の方位角(ほういかく)の変化に基(もと)づいて、一日の時間をはかっていると思われる。
  多くの動物と同じく、体内時計を持ち、太陽の方角をコンパスとして、向かうべき場所へのナビゲーションにしている。
  これは実験で確かめられたことで、曇り(くもり)の時には、ナビゲーションを失ったようになってしまい、太陽が顔を出すと、正しく方向を修正(しゅうせい)したのだ。。

 しかし実は、この実験観測jも、かなり以前のもののようで、しかも、その後の観察例を聞かない。
おまけに、太陽コンパスをメインで使っているとしたら、真冬の南極でのエンペラーや、夜行性のコガタペンギンはどうしているのだ?

 と、言うわけで、ペンギンはもちろん、ほとんどの動物のナビゲーションシステムは、まったくの謎だったりする。


 ペンギンはフリッパーでバランスを取りながら、よちよちと歩く姿がよくうつし出されます。
  直立二足歩行(ちょくりつにそくほこう)をしているのだが、胴(どう)の外に出ているのは、足首から先に当たる部分だけなので、よちよちになってしまう。
  歩き方は不器用(ぶきよう)そうに見えるが、いったん走り出すとけっこう早い。(友人に同じようなペンギン走りをするのがいる)

 岩場(いわば)などではジャンプで高いところに飛び乗ったり、裂(さ)け目を飛びこえたりもする。
高いところにジャンプするときは、くちばしで高さを測って(はかって)いるようである。
  雪面や砂地では、「トボガン」と呼ばれる移動方法をとることがある。。

トボガン

トボガンは、腹ばいになってフリッパーや足で、押したりけったりしてすべる。
けっこう早くて効率(こうりつ)もいいので、歩き疲れたときにもよく見られる、と言われているが、本当に効率がよいのかどうかは、疑問視(ぎもんし)する声もある。

 また、危険(きけん)を感じたりおどろいた時など、前傾姿勢(ぜんけいしせい)でフリッパーも使って、四足走行(よんそくそうこう)で逃げる場合もある。

トボガン(toboggan)
北欧やカナダで使われているソリのこと。
また、1961年からの冬季オリンピック種目に認められたソリの競技の名前でもある。(現在は「リュージュ」と言う)。

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